「楽しそう」「やってみたい」を巧みに誘導するWebとレコードディスクを組み合わせたプロモーション

レコードディスクをモチーフにした、「楽しそう」「やってみたい」を巧みに誘導するプロモーションを2つ紹介します。

Kontor Records Back to vinyl-The Office Turntable_film


封筒を開封するとターンテーブルとなり、その中には発色の美しいオレンジの疑似レコード。
それらを重ね、QRコードを読み取りiPhoneをセットすると完了。
iPhoneの画面にはターンテーブルの針が表示され、あたかもレコードを再生している感覚に陥る。

レコード会社には多くのデモ音源が送られるが、多忙の中では聴かれないまま捨てられてしまうケースも多い。
そんな中、ひときわ目を惹く仕掛けを凝らすことで試聴率を上げるこの試みは、直観的に「面白い!」と感じずにはいられない。

POCARI MUSIC PLAYER


雑誌広告に付着した3枚のレコードペーパーをiPadに表示したターンテーブルに乗せる(かざす)と音楽が再生しだす。
デジタルの中でアナログを再現されると、魅力的に感じてしまう不思議。

これは「PIT System」と呼ばれる特殊な印刷技術によってつくられた「紙」をiPad/iPhoneなどスマートフォンのスクリーンに触れさせることで、アプリやWEBブラウザのトリガーとして使用でき、情報コンテンツを任意に表示させることができる技術を用いている。



視覚的にも楽しめるこれらのプロモーションは「楽しそう」「やってみたい」を巧みに誘導し、コンバージョンを高めているケースの一つと言えるでしょう。