10年刻みで見る、移りゆく音楽機器の歴史

なんとなく調べていたら面白かったので、まとめてみました。
ざっくりしているので間違っているところや細かい背景はもっとたくさんあるとは思いますが、それは詳しい方にお任せします!

1950年代(昭和30年代)

レコード、ラジオ装置。
これらの機器は、その前に座って視聴するありがたい家庭内娯楽装置という位置だった。
中流家庭の居間にはハイファイセットと呼ばれる再生装置がおかれ、食後のひとときをクラシックやジャズの音色が彩った。
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photo credit: martinak15 via photopin cc


1960年代(昭和40年代)

コンポ、ラジカセの登場。
FMステレオの音質向上、一家庭に複数台の普及によってどの部屋でも楽しめるようになる。
この辺りからBGM(環境音楽)という概念が普及しはじめ、深夜ラジオのDJ番組が人気を集めたことで「ながら聴き」が一般化。コンテンツは「環境」になった。
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1970年代(昭和50年代)

ウォークマンの登場。
携帯音楽プレーヤーによってパーソナル音楽の時代が到来。
外出先で、他人と同じ音楽を共有することなく自分だけの音楽を聴くことができるようになった。
自宅で仕事や勉強をしながらだけでなく、歩きながらの音楽視聴が可能になった。
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photo credit: Ham Hock via photopin cc

1980年代(昭和60年代)

コンテンツの後押し
バンドブーム、インディーズブームが音楽ビジネスを拡大の火付け役に。
有線放送、ケーブルテレビ、衛生放送に音楽専門チャネルが出現し、音楽を聴かせる場が拡大。
メディア機能が音楽産業や家電産業を劇的に成長させた。

1990年代

MDの登場。
アナログからデジタルへの転換期。
より小型化し、容量も大きく、さらにはデジタル化によって選曲順序をコントロールしやすくなった。
しかし、海外ではほとんど普及しなかった。
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photo credit: mr.smashy via photopin cc

2000年代

iPod(mp3プレーヤー)の登場。
音楽のデジタル化。
ipod, iriver, gigabeatなどが家電量販店を席巻。
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photo credit: JackSim via photopin cc

2010年

スマートフォンの普及。
手元の機器に保存した音楽を聴くことにとどまらず、インターネットを介してあらゆる音楽を見る時代に突入。容量の壁、即興性を手に入れた。
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photo credit: Yutaka Tsutano via photopin cc



これからどんな風になっていくのか楽しみです。
デバイスは個別ではなく携帯電話に取り込まれたので、これからは携帯電話の進化と同じ歩みになるかな。
とりあえずは日本も配信ビジネス(Spotifyのような)が本格化していくのでしょうか。