マーベル社が一人の少年のために生み出した補聴器を持つヒーロー『Blue Ear』

スパイダーマン、キャプテン・アメリカ、アイアンマンなど数多くの世界中に知られるスーパーヒーローを排出しているMarvel社が、ある一人の少年のために新スーパーヒーローを誕生させ、称賛の声が広がっている。


ニューハンプシャー州に住む4歳の少年アンソニー君は、補聴器無しでは健常者と同じ生活を送ることが困難な聴覚障害を持っている。アンソニー君は、ある日母親に「補聴器を付けたくない」と伝えました。

理由をアンソニー君に聞いてみると、
「スーパーヒーローは誰も補聴器をつけていない」と彼は答えました。
Marvel社のスーパーヒーローが大好きなアンソニー君は、憧れの姿と違う自分に憤りを感じていたようです。

補聴器を付けてから、アンソニー君は学校に通えるようになったり母親とうまく会話できるようになったりと可能性が大きく広がっており、母親は何とも心苦しく感じていました。

母親は、Marvel社にアンソニー君の苦闘の相談メールを送ったところ、Marvel社は彼を勇気づけるため、聴力を失いつつも活躍しているホークアイの存在を教えてくれた。
それだけにとどまらず、後に彼のためMarvel社は新ヒーローを制作してしまった。

耳にはデバイスが装着され、特殊能力“超聴覚”を使う新スーパーヒーローが誕生した!新スーパーヒーローはアンソニー君のあだ名である『Blue Ear』を引き継ぎ、名実共にスーパーヒーローとなったのです。

新スーパーヒーロー『Blue Ear』に感銘をうけ、不満はなくなり、むしろ誇らしげに補聴器をつけて生活を送るようになったとのことです。

Marvel社、粋ですねぇ。
[via:NY Daily News]